『絵本』と『音楽』のコラボの正解は?

[1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事]

こんにちは、財前です。
今回も、西野亮廣さんが過去にサロン内で公開された記事を載せたいと思います。

オンラインサロン 投稿日2018年12月9日(日)

おはようございます。
「28日の忘年会のオープニングアクトとして須藤マネージャーが歌う曲が『壊れかけのレディオ』に決定しました」という誰得インフォメーションをお届けしましたキングコング西野です。
さて。

今日は、現在、水面下で進めている大型案件について、「今、こんな感じでーす」をサロンメンバーの皆様に共有しておきたいと思います。
次回作『チックタック ~約束の時計台~』についてです。(※三日前に新作が出たばかりなのに、もう次回作の話をしている凄まじい西野氏。さすが革命家)
薄々お気づきかとは思いますが、次回作『チックタック ~約束の時計台~』は問答無用で西野のフルスロットルです。

「読み聞かせできるように作りましたよ~」とか言いません。
「これが面白くなかったら引退してやる!」というレベルの作品です。
その『チックタック ~約束の時計台~』ですが、実は国民的アーティストとのコラボの話が水面下で進んでいます。(※まだ本決まりじゃないよ。トップシークレットね)
想像してください。あの人です。

日本のトップアーティストの名前を3つほど挙げたら、確実に入ってきます。  
『チックタック ~約束の時計台~』のテーマソングを作っていただくわけですが、ここから先が皆さんに相談です。

『絵本』と『音楽』のコラボの正解は?

やり方はいろいろあると思います。

①絵本とCDの発売日を合わせる
②発売日はズラすけど、同タイトルにする
③絵本の中にCDを入れる
④CDの中に絵本を入れる

…100万部(枚)を狙うなら、③だと思います。 
世間的には、「CD」よりも、まだ「書籍」の方が身近にあるので。
ただ、本の中にCDを入れることは可能でも、所属事務所の違い、およびら取り扱っている作品(絵本とCD)の違いがあるので、印税契約ウンヌンカンヌンが難しそうです。
ちなみに、『バカとつき合うな』で、堀江さんと僕が提供したのは、どちらも「文章」なので、所属事務所が違おうが、「取り分は半分半分」でソッコーまとまりました。

ちなみに、本人同士は別に印税なんてどうでもよかったりするので「わかりやすく、半分半分でいいじゃん!」となるのですが、そうは言ってられないのが事務所です。
そこで前例を作ってしまうと、その後も、ずっとそうなるので。

ちなみに。
書籍の場合、作家に入る印税の相場は10%だったりするのですが、それは「書籍」の場合で、「ん?CDが含まれている場合はどうなるの?」問題があります。
つまり、これは、作家とアーティスト、それぞれの所属事務所が話し合えば済む問題ではなくて、そこに出版社も絡んできます。

つまりつまり、「吉本興業」×「幻冬舎」×「アーティストさんの事務所」という三つ巴戦。
ここでウルトラCを決めないと話が進まないわけですが、たぶんメチャクチャ難しいです。

無名の新人ならまだしも、お互いそこそこ売れっ子なので、大人の人達は簡単には「どうぞどうぞ」とは言わないと思います。
でも、だから、やった方が面白いじゃないですか?
なので、やります!

「皆さんに相談です」とか言いつつ、一ミリも相談せずに結論を出してしまったことについては陳謝します。
とりいそぎ、「今、こんなことになってますよー」という御報告でした。

【追伸】
『ほんやのポンチョ』のAmazonレビューを書いていただけると嬉しいです。
書いてくださった方はコメント欄までご一報ください。
ヒヨコのようになついてみせます!

以上、2018年12月9日(日)に西野亮廣エンタメ研究所で投稿された記事でした。

次回予告

BtoB時代は事務所がマウントをとれた。

salon.otogimachi.jp