キングコングのこと

[1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事]
こんにちは、財前です。
今回も、西野亮廣さんが過去にサロン内で公開された記事を載せたいと思います。

オンラインサロン 投稿日2018年10月22日(月)

おはようございます。
「念の為もう一枚写真を撮る人」とは一緒に仕事ができない西野です。
昨日は『えんとつ町の美術館』を作る川西市の選挙がありました。
『公職選挙法』というのがあって、タレントが選挙で特定の候補を応援する時は、メチャクチャ気をつけなきゃいけなくて、たとえば歌手が応援演説で歌を歌うことは「利益供与」となり、アウト。
アントニオ猪木さんが「闘魂注入」で平手打ちすることも「利益供与にあたるのでは?」と議論されたほどです。
ちなみに、応援演説に足を運ぶこと自体はアウトではないのですが、NHKは、そういったタレントを嫌うので、たぶん、応援演説に参加した時点でNHKには出られなくなります。
(※昔、家入さんが選挙に出られる時に釘を刺されました)
NHKの件は別に構わないのですが、僕が応援演説に参加することについては、対立候補からすると気持ちのいい話じゃないので、『えんとつ町のプペル美術館』の建設にあたって、今回の応援は、なかなかリスクの高いアクションでした。
そんなこんなで、いろいろありまして、兵庫県内で一番若い市長が誕生しました。
ここからだな(*^^*)
とにもかくにも目まぐるしい毎日を送っています。

キングコングのこと

今朝のブログにも書きましたが、YouTuber梶原君のおかけで、キングコングが、ようやく面白くなってきました。

ameblo.jp

んでもって、今朝のブログから、もう少し踏み込んだ話をしますね。
気がつけば、僕は、国内でトップレベルのセールスを上げている絵本作家&ビジネス書作家になりました。
このオンラインサロンに顔を出してくださった方も、「ビジネス書がキッカケで…」という人も少なくないハズ。
言い方は悪いですが、このサロンに参加してくだかっている方々というのは、僕が得意な層ですね。
自分でビジネスを立ち上げて、リスクをとって、4~5年先を歩いて、「これから皆さんが歩む未来は、こんなことになってますよー」と“分かりやすく”お話しするのは、僕、メチャクチャ得意なんです。
たぶん、日本で一番得意だと思います。
ただ、そこを面白がってくれる層というのは、絶望的に薄くて、世の中の10%は「オンラインサロン? 宗教でしょ?」で、89%は「オンラインサロン? 新しいスイーツか、何かですか?」です。
『打倒、ディズニー』を掲げる以上、今のままでイイわけがなくて、またまだ手が届いていない層に手を伸ばさなきゃいけなくて、そのうちの一つが「YouTuberに熱狂している層」でした。
梶原くんが、その層にターゲットを絞って活動してくれているおかげで、『キングコング』として、「子供」「中高生」「ビジネスマン」「クリエイター」にリーチすることができて、いろんな可能性が生まれてきました。
『家族で観に行けるコンビ』を狙いに行きます。

梶原君の失敗

ターゲットを絞る上で、自分のキャラクター(ルール)を明確にしておくことは、とても大切で、たとえば僕なら、
『挑戦する人を応援する』
『声の小さい人を助ける』
『戦い方を語るのではなくて、見せる』
『ひな檀に出ない』
……などなど、細かくあげていけば、百個ぐらいのルールがあります。
YouTuberのカジサック(梶原君)も、こういったルールを設ける必要があって、その中で、先日、とあるYouTuberさんからのディスに対して、カジサックが自分チャンネルで言い返してしまったことがあったのですが、あれは失敗ですね。
そんな手前の笑いなんて要らなくて、それより「元気で明るいカジサック」を貫く方が大切で、そこがブレてしまうと、応援シロもなくなりますし、プロデュースする方もカジサックの使い方が分からなくなってきます。
『梶原君がテレビ番組でツッコミをすればするほど、梶原くんのキャラクターが曖昧になって仕事が減る』問題と同じです。
も一ついうと、(昨日、坪田信貴さんが言っていたのですが)「ディスれば返してくれる」という印象がつくと、当然、「梶原をディスって自分よポイントを稼ごう」と思う人が増えるので、『カジサック』としては、あの手のディスは完全スルーが正解ですね。
自分のキャラクターを明確にして、
ターゲット層を明確にして、
コンビで別の層を分担して受け持って、
このまま1年ほど活動すれば、
まぁ、『キングコング』で面白いウネリは作れると思います。
やたら爽やかなカジサックを見たときは、「なるほど、サロンで西野が言ってたやつね」とニタニタしていただけると嬉しいです(*^^*)
チャンネル登録、宜しくお願い致します。

以上、2018年10月22日(月)に西野亮廣エンタメ研究所で投稿された記事でした。

次回予告

「パワースポット」の作り方。

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